次男の生まれた日3ー生きて産まれたからには、生き続けて欲しい

2020年5月8日金曜日

出産

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次男は詳細な検査を受けるために先にNICUに連れて行かれました。


あとで聞いた話ですが、夫は特別に手術室の外で待たせてもらっていて、NICUに連れて行かれる産まれてすぐの次男に面会することができたそうです。


産前に帝王切開でもバースプランのアンケートを提出できたので、していたのですが、私の希望は手術室のすぐそばで夫を待機させてもらうことでした。息子が息をできるかどうかもわからないと言われていたので、もし奇跡的に産声をあげることができたなら聞いてもらいたかったし、産まれて数分のうちに亡くなることがあった場合、生きている赤ちゃんを見せてあげたかったので、通常の手術中の家族待合室では遠い、と思っていたからです。バタバタの緊急帝王切開になったので、希望が通っていると思っていなかったので嬉しかったです。


私は胎盤の処置、術後の洗浄(腹の中を洗われている感覚かなり気持ち悪いですよ!)縫合を終えると朦朧とした状態で、ベッドに移乗させてもらい、術後待機室で1時間ほど様子を見て、元の病室MFICUに戻りました。


帝王切開で午前手術の場合、日中は麻酔が効いていて、疲れはあるものの、痛みはまだきません。地獄はその日の夜〜翌朝くらいにやってきます。病室に帰ると夫が来ました。次男は今様々な検査を受けているが呼吸も安定しているので、安心して待っていて欲しいと言われました。次男も緊急な容態なら産まれたその日中に手術、と言われていたので、今日は検査です、と言われたことは私たちにとって、福音でした。少なくとも検査をする猶予のある体で産まれた!と。


私も帝王切開は2回目で、痛みがやってくるタイミングや産後の身体の変化のペースを予想できたので、この日は自分の体を回復させることが、今できる中で一番大切なことだと思い、この日は無理をせずMFICUで寝られる限り寝ました。夫にも次男の今日中の手術がない、とわかった瞬間、帰って寝て、英気を養って、私も寝て回復するから。と言いました。私たちは、次男が生きて産まれた喜びを夫婦で噛み締める間も無く、生きて産まれたからには、生き続けてもらいたい、という次の闘いに備えたのです。


硬膜外麻酔は入っていませんでしたが、長く緩やかに覚めていくタイプの麻酔を使う、と言っていただけあって、幸いこの日中に痛みが来ることはなく、体を休めることができました。





自己紹介

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三児の母、ポッター症候群の赤ちゃんを出産しました。いつか誰かが研究してくださるよう、記録を残します。I'm mom of 3 children. I've given birth a baby with potter sequence. I strongly hope someone and someday to study this disease for all pregnant and baby!

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