破水ー2日間の陣痛地獄を耐えぬけ1

2020年5月1日金曜日

出産

t f B! P L
3/23金曜35w2dのことでした。


病棟内で定期検診があり、その際に感染症予防の坐剤を挿入というのがありました。
「予定帝王切開なので、いらないっちゃいらないんですけど、病院の方針で、感染症予防で妊婦さん全員していただくことになってるんです」と若い男性医師が言っていました。


こーれーがー、めっっっっちゃくちゃ痛かったのです。
経産婦の方なら知ってると思いますが、子宮口にリーチされると痛いですよね!?
出産の進みが悪いときなどは敢て子宮口をほぐしたりすることもあると聞きますが...なぜかこの薬の挿入が尋常なく痛く、心の中で『こっっのヘッタクソぉぉぉぉっっっっ』と叫んでいました。大人なので、口からはでないように我慢しましたが、口から出ないのを我慢した際に、ものすごくいきんでしまったのです。


その日の夜のことでした。
じわぁっと尿漏れしてしまったような感覚がありました。


妊娠後期になると大きくなったお腹に押されて、尿もれをすることもあると聞きますが、未経験の感覚でした。ナースコールの前に、とりあえず携帯でググります。
(ナースコールしようよ...)
破水と尿漏れの違い。
破水はバシャっと一気に起きる時もあるし、チョロチョロと本人も気づかないくらいの量ですこーしずつ起きる時もある。破水の場合、尿とは違って、我慢しようと思っても自分で止める事はできない。

ふむ。

用意していたパッドを持参して、病室内にあるトイレに行って見ます。
チョロチョロ、チョロチョロ.....

おおぅ。

トイレからナースコールしました。

MFICUはナースステーションの真前なので、トイレからのコールなど緊急性がありそうなシチュエーションでは看護師さんはすっ飛んできます。

すっ飛んできつつも、笑顔と平常心を心がけたプロの顔で、
「annさーん、失礼しますね、開けますよーどうしましたー?」
「破水、したかもしれません。」
「あー本当、ちょっと見せてね。」

わりとベテランの看護師さんでした、躊躇なく、パッドを手に取り少し匂いを嗅ぎました。

「そうね、ちょっと調べますね、お腹痛いとか血が出てるとかはないかな?」
「ないです。」

私にその場で待つよう指示して、すぐにリトマス試験紙をもってきてパッドの湿った部分に当てました。

おりものの場合は酸性なので、青いリトマス試験紙が赤に、
羊水の場合はアルカリ性なので、赤いリトマス試験紙が青になるのです。


とはいえ、私の場合、胎児の胃液が逆流していて臍帯融解の可能性もあったので、
羊水がちゃんとアルカリ性かどうかそこから疑わないといけなかったのですが、
漏れてきた液はアルカリ性でした。

「破水...だね。」
院内PHSで他の看護師さんに連絡します。
「MFICUのannさん破水の疑い。担当医のW先生とS先生に電話して、今、診察できる先生もきてもらって!」

「annさんこれから内診するけど、ベッドまで歩ける?」
「はい、全然歩けます。」


9時か10時か。
一連の騒ぎの時に消灯は過ぎてしまったので、多分それくらいの時間でした。




→その2へ続く




自己紹介

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三児の母、ポッター症候群の赤ちゃんを出産しました。いつか誰かが研究してくださるよう、記録を残します。I'm mom of 3 children. I've given birth a baby with potter sequence. I strongly hope someone and someday to study this disease for all pregnant and baby!

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