エコーの前に助産師さんとの面談がありました。
一般産科と胎児診療科はあまりブリッジされていないようで、一通りの出産入院の説明をされました。おそらく胎児診療科に所属の助産師さん、看護士さんがいないのだと思います。
いつ早産になるかわからないという不安があったので、幼稚園入園前の長男の預け先について検討しなくてはならない旨を助産師さんに相談してみましたが、区の緊急一時保育を薦められました。これに関してはすでに電話で確認済みだったのですが、いつ入院になるかわからない案件で緊急一時を予約できない、と断られていたのです。
実母さんは手伝いにこれないですか?と聞かれましたが、正月に事件を起こしたばかりです。この件に関しては別記事で詳しく書きたいと思います。
お正月のひと騒動ー出血救急外来受診、そしてインフル
そしてエコー。
エコー室に行くとベテランのエコー技師、研修中の技師2人、胎児診療科の医師、胎児診療科の研修医2人と、とんでもなく人口過密でした。この病院は国立の研究施設で、全国の病院から研究や研修目的でたくさんの小児科医が数ヶ月〜数年滞在するのだそうです。ポッター症候群も症例の少ない病気ですから、見に来られていたのだと思います。
長い長いエコー、いろんな角度から見ていきます。胎児診療科のベテラン女性医師が、
「ん?」と言いました。
「ちょっと、前回のデータと、前院からのデータ出して!」
「やっぱり!羊水増えてます。て、ことはこれおしっこだね。画像血流に切り替えて。腎動脈までは血流がある、先は見えないか。もう一回、画像戻して、あ、そこストップ、拡大!これだね!あったよ!右の腎臓あった!すごく小さいけど。」
窮屈な部屋でみんなのテンションが上がります。
カルテをタイピングしていた若い先生が、「右腎、有りと記入してよろしいですね?」とベテランの先生に念押しする。「うん、いいです!」
涙が出た。
腎臓ありました。
おしっこもちょこっとだけど、たまってました。
あの時諦めなくてよかった、と思いました。
診察が終わってから夫に電話で報告すると、やっぱりね、絶対あると思ったんだよね!と何の根拠もないのに言っていました。




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