2はこちら→セカンドオピニオン2ー大学病院って
診察室を出てすぐの広場みたいになている待合室に戻り、
コートを着たり、帰り支度をする。
はああ....
やっぱりショックだ、何度聞いたって、悲しい。
待合室にはたくさんの妊婦さん、婦人科系の病気で受診されているのか、年配のご婦人。お母さんの付き添いに小さい子供も連れて家族連れで来ている人たち。出産直後に産科のケアが必要なお母さんがいるのか、時々コットに入った新生児も看護師さんに連れられて待合室を横切る。
こんなこと思ってはいけない、と思いつつ、無事に妊娠できて出産できて羨ましい。
夫に「私、長男がいてよかったな。初めての妊娠でこうなったら、もっと動揺してたと思う。」と言った。
私の精一杯の強がりだ。
帰ろうとしていたら、診察室の扉がバッと開いて、教授が出てきた。
「Annさん、中絶を考えているようだったら...」
ここ、ま、ち、あ、い、し、つ、です。
中から中堅の女医さんが飛び出してきて、
「先生!!!!!お話は中で!!!!!」
と制されましたけど、時すでに遅しです。
待合スペースの空気に震撼が走りました。
(他の妊婦さん、本当にごめんなさい...)
もう一度診察室で、中絶の話をされましたけど、
もう頭がグチャグチャでどういうトーンでお話しされたのか覚えていません。
病気に関する宣告は検索魔によって予防線を張ることができましたが、
なんというか、対人コミュニケーションのデリカシーの部分って予防線の張りようがないんですね。
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