翌日34w3d、土曜にもかかわらず、朝から担当医の診察がありました。
エコーの結果羊水充分、胎動元気、大きさ予想2235g、35w相当だそうです。
胎児の成長が十分なこともあり、正期産一歩手前、37w0d、4/2に予定帝王切開することになりました。帝王切開後のケア入院も含めると1ヶ月以上の入院です。1ヶ月を超える長期入院は私にとって初めてでした。
MFICUに入院しているハイリスク妊婦なので、ご飯の上げ下げも全てやっていただいていました。忙しい看護師さんたちを煩わせたくなかったので、自分でやりますよーと言いましたが、MFICU入院患者は完全看護なので、摂食状況の確認も含め、看護師さんのお仕事だと言われました。そうか。確かにリスクはあるのですが、早産と違って、臍帯融解に対しては何の方法もなく、行動の制限がありません。母体は至って健康です。加えて、窓のない病室、通常の3倍ほどの部屋に6床しかなく、完全にカーテンが閉め切られており、空気があまり動かず、病室がものすごく暑かったです。カーテンの中のパーソナルスペースではタンクトップで過ごしておりました。
息が詰まって仕方なかったので、院内を散歩してもいいですか、と担当医にお願いし、やはり出血や胎盤剥離のリスクは怖いので、病院内から絶対出ないこと(庭の散歩もダメ...)を条件に病院内お散歩の許可が出ました。とにかく暑かったので、売店にアイスを買いに行ったり、1F出入口付近まで行って涼んだりしていました。
小児の専門病院なので、入院案内には飲食物、テレビゲームに類する玩具、編み物などの手芸具の持ち込みは一切禁止と入院規則にありましたが、産科病棟に限ってはお子さんが来ることはないので、これらも黙認されているようでした。私も長男の入園グッズに思う存分刺繍を施しました。
長男が生まれてからできなかった専門書の勉強のし直しもできましたし、次男の病気が分かってから敢て避けていたドラマの「コウノトリ」もヘッドホンで視聴しました。MFICUのベッドで見るものじゃないな、と思って看護師さんがきたら隠していましたけど、なんとも言えない臨場感で視聴することになりました。創作物だとわかっていても、これらの話の基になった現実があり、それが今この病院で起きているし、自分もその一部だと思うと、やはり胸の奥からせり上がってくる気持ちがありました。
私の入院生活はこんな風に、常に一番底に緊張感がありつつ、長男を産んでから3年今までないほどに自分のペースで生活できるという贅沢時間でもありました。
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