この日もエコーでよく見ていただきましたが、腎臓も膀胱も目視できなかったのです。
1/15に研修医の先生が、カルテに本当に腎臓、膀胱ありと記入していいですね?
と、ベテランの先生に念押ししていたのがよくわかります。
医師が一度ある、と診断した腎臓がやっぱりありませんでした、となってはまずいので、ありますって書きますよ?いいんですね?と聞いていたんでしょうね。
2018年時、エコーの精度っていかほどだったんでしょうか。
そしてやっぱりそれだけで堕胎するかどうかを決めるしか方法はなかったのでしょうか。
やっぱりあったとか、やっぱり見えないとか、検診のたびに変わる状況に、私たちは背中がうっすら寒くなりました。
しかし羊水量は確実に増えていって、厚みでいうとこの日2cmはありました。圧迫による奇形を心配しなくても良い量だそうです。これだけ羊水が増えているというとは、エコーで目視できずとも腎臓も膀胱もあり、排尿している、と考えるべき、だろうとのこと。
成長曲線も理想通りの大きさでした。
代わりに消化管の閉塞が目視され、なるべく早くMRI検査でもう少し状態を詳細に把握しよう、ということになりました。
胎動もたくさんあり、お腹の中から僕は元気だよ!と言っているようでした。
28W2Dなので、そろそろ胎内での位置が出産位置になっていきます。この時点で次男は頭位でした。長男は28Wで臀位で逆子になり、予定帝王切開まで一度も回転しませんでした。
また腸閉塞がある場合、28w頃には臍帯融解の可能性があるので、この日消化管閉塞が確定され、今すぐ管理入院したほうが良いです、と医師から告げられました。
28w頃には胃の機能も成熟し、胃液もでき始める、と考えられているそうです。消化管閉塞がある場合、飲み込んだ羊水を吐き戻すことになるので、その際に胃液も一緒に胎内に吐き出され、へその緒が溶けてしまうことがあるのだそうです。
臍帯や胎盤は赤ちゃんにとって生命維持装置そのものです。母親にとっても妊娠中や出産中にこれらに異常があると大出血などを引き起こし、命取りになることがあります。そのため、管理入院が必要になるのだそうです。
この時長男が幼稚園入園前で家庭でシッターさんをお願いしながら、就労&育児していましたので、私が長期入院となると、夫が働くためにやはり保育園をお願いするしかありません。通常出産でもなく、私自身の病気というわけでもないので、緊急一時はとれません、と断られていたため、非常に困りました。
ここでも病気の胎児はセイフティネットワークから宙ぶらりん、という事態に再度直面するわけです。
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