とりえず話を進めます。
1はこちら→22週の壁ー赤ちゃんとの"合法的な"さようなら1
大学病院でのセカンドオピニオンでは、クリニックで診てもらった以上に症状が重いことを知らされました。色々とはっきりおっしゃる教授でしたが、さすがに明確に"中絶するべき"と言葉にはされませんでした。(産科医師はこの言葉を言ってはいけないことになっているのかな?)
しかし、教授、未来のことを話す口調が全力で、"中絶するには"という前提。
もうその圧が息苦しくて、一呼吸置きたくて、辞して診察室を出ました。
大学病院でのセカンドオピニオンが終わり次第、クリニックに電話をする約束だったので、今終わりました、と電話しました。医院長にすぐにこちらに来てお話できますか?と聞かれる。
その日は遅くなるかもしれない、と私の仕事仲間には伝えていました。時間をかけてみてきてもらって良い、長男は見ておくから、と言ってもらえていたので、お言葉に甘えて、ちょっと遠いクリニックに出向きます。
そこは、人気クリニックでいつもたくさんの妊婦さんや、不妊治療に来られているご夫婦で待合室はごった返していました。私たちが行った時には診療時間外で、まるで別の場所みたいに、しんと静まりかえっていました。
大学病院とクリニックは提携していて、私たちがつく頃には教授の診察結果はすでに情報提供されていました。
医院長は重い口を開いて、もし、中絶するならば今日入院して処置を開始しないといけない、と言いました。
私たちの答えは決まっていました。
「妊娠を継続します。」
医院長はそうですか、わかりました、と、言いました。
医院長は赤ちゃんの両親の決めたどちらの決定にも賛成も反対もしなかったと思いますが、ほんの少し微笑んでホッとした顔をしました。
私たちは"さようなら"を選びませんでした。
22週の壁を超え、もう何があっても生む覚悟を決めたのです。

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